もじもじトーク[44]　機械彫刻用標準書体

機械彫刻用標準書体の原図

おおぉ、素敵き！　書体開発当時（1980年代かな）の原図です。左側の「き」「6」のスタンプも気になる…　パソコンがまだなかった時代なのでアナログ管理していたのです。「き」の6枚目ということでしょうね。

原字に修正メモが入っているものが上、トレーシングペーパーで清書したものが下。

下の段が略字体です。めちゃくちゃ、いい感じの文字ですね～～　「電」がとてもかわいい！　「機」も素敵き！　「監」の略字は読めませんｗ

この本の最後のほうに約20ページのわたり、特別企画として、機械彫刻用標準書体の記事が掲載されています。また、表紙の帯に掲載されている部長（タイプデザイナーや書体研究家、ブックデザイナー）の一覧をみると、文字好きな方なら思わず買いたくなりますよね。でも、もじ初心者の方こそ、読んでもらいたい書籍のひとつです。
前述の文字原図見本は「もじ部特別編：機械彫刻用標準書体の原図を見ながらあれこれ話そう」セミナーでいただいたものです。「駅でよく見るかわいい丸ゴシック体の謎に迫る」をテーマで、鳥海修さん×小宮山博史さん×川名潤さん×雪朱里さんのトークセッションという豪華イベントでした。

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